2012年06月23日
ちびねこ まるこのお話
先週の木曜日の朝,
いつものように,ゲンタロウの散歩に出かけようとすると・・・
ゲンタロウがなぜかソワソワ・・・
いつもは,散歩前は「ワンワ~ン」と
元気いっぱいに吠えて,
わたしにとびついてくるんだけど,
吠えないし,それでいてそわそわしてる・・・。
なんか,駐車場に止まってるわたしの車の下を
のぞき込んでる。
どうしたんだろう?
そう思いながらも,お散歩へ出かけた。
散歩から帰ってくると・・・
家の玄関に,ちびねこがいた。

やせこけて,病気なのか,顔がぐちゃぐちゃになっている。
でも、にゃーにゃーと鳴いてる。
ゲンタロウがとびかからないかなと心配したけど,
ゲンタロウ、そーっと猫の方へ近づき,鳴きもしない。
子猫の方も怖がることなく,ゲンタロウの側にくっついてくる。
この子がいたから,ゲンタロウ,車の下を気にしてたんだな。
まるで,からだが弱っているのを分かっているみたいに,
優しくしている。
ウチに入ってみんなを呼ぶと・・・
みんな,このちびねこを、家族にしたいらしい。
一日考えようっちゅうことで,
ミルクだけあげて
仕事や学校へ・・・
帰ってきたら,
ゲンタロウの小屋の中に,ちびねこがねていた。

その夜も,ずっとゲンタロウの小屋の中で寝てたらしい。
朝は雨が降ってたけど,
ゲンタロウは,小雨に濡れながらも、
小屋はちびねこに貸してあげてた。
ゲンタロウ,なんて優しいんだ!!
よし,これは飼うしかない。
ゲンタロウが大好きなんだから・・・。
っちゅうことになって,ちびねこはうちの家族になった。
名前はまるこ。ぷりん姫が名付け親・・・。
その日家に帰ってくると,
家の中がすごいことになっていた。
弱ってるちびねこを,太陽オヤジが病院へ連れて行き,
ゲージやら,トイレやら,ほ乳瓶やら,トレイやら,エサやら買ってきた。
ゲージの中で退屈そうなまるこ。
行ったり来たりしている。
いろいろ食べたり飲んだりして,
びっくりするぐらい元気になっている。
ガシャンと音がして,見てみたら,
まるこがゲージにつかまり,のぼりぼうみたいにのぼっている・・・。
「すごいねえ。まるこガサムンだねえ~」
体の3倍以上の高さのゲージを,フルパワーでよじ登った。
みんな,それ見て大笑い!!
お医者さんに,
「からだが弱っているから,しばらくの間はゲージで育ててね。」
と言われてるから、まだお外へは出られないけど,
元気になったら,家の中でたくさん遊ぼうね!!
それから,4日目の朝早く,
まるこの苦しそうな声で目が覚めた。
下痢をいっぱいして,苦しそうに横たわって鳴いていた。
太陽オヤジが一生懸命看病したけど,
しばらくして,まるこは冷たく,かたくなった。
太陽オヤジは泣きながら,まるこを新聞紙で包み,
芦花部にある畑に埋めた。
お墓の石のかわりに
かわいいツツジの木を植えた。
5日間だけいっしょに暮らしてくれた
ちっちゃな家族、
ちびねこまるこのお話・・・。
いつものように,ゲンタロウの散歩に出かけようとすると・・・
ゲンタロウがなぜかソワソワ・・・
いつもは,散歩前は「ワンワ~ン」と
元気いっぱいに吠えて,
わたしにとびついてくるんだけど,
吠えないし,それでいてそわそわしてる・・・。
なんか,駐車場に止まってるわたしの車の下を
のぞき込んでる。
どうしたんだろう?
そう思いながらも,お散歩へ出かけた。
散歩から帰ってくると・・・
家の玄関に,ちびねこがいた。

やせこけて,病気なのか,顔がぐちゃぐちゃになっている。
でも、にゃーにゃーと鳴いてる。
ゲンタロウがとびかからないかなと心配したけど,
ゲンタロウ、そーっと猫の方へ近づき,鳴きもしない。
子猫の方も怖がることなく,ゲンタロウの側にくっついてくる。
この子がいたから,ゲンタロウ,車の下を気にしてたんだな。
まるで,からだが弱っているのを分かっているみたいに,
優しくしている。
ウチに入ってみんなを呼ぶと・・・
みんな,このちびねこを、家族にしたいらしい。
一日考えようっちゅうことで,
ミルクだけあげて
仕事や学校へ・・・
帰ってきたら,
ゲンタロウの小屋の中に,ちびねこがねていた。

その夜も,ずっとゲンタロウの小屋の中で寝てたらしい。
朝は雨が降ってたけど,
ゲンタロウは,小雨に濡れながらも、
小屋はちびねこに貸してあげてた。
ゲンタロウ,なんて優しいんだ!!
よし,これは飼うしかない。
ゲンタロウが大好きなんだから・・・。
っちゅうことになって,ちびねこはうちの家族になった。
名前はまるこ。ぷりん姫が名付け親・・・。
その日家に帰ってくると,
家の中がすごいことになっていた。
弱ってるちびねこを,太陽オヤジが病院へ連れて行き,
ゲージやら,トイレやら,ほ乳瓶やら,トレイやら,エサやら買ってきた。
ゲージの中で退屈そうなまるこ。
行ったり来たりしている。
いろいろ食べたり飲んだりして,
びっくりするぐらい元気になっている。
ガシャンと音がして,見てみたら,
まるこがゲージにつかまり,のぼりぼうみたいにのぼっている・・・。
「すごいねえ。まるこガサムンだねえ~」
体の3倍以上の高さのゲージを,フルパワーでよじ登った。
みんな,それ見て大笑い!!
お医者さんに,
「からだが弱っているから,しばらくの間はゲージで育ててね。」
と言われてるから、まだお外へは出られないけど,
元気になったら,家の中でたくさん遊ぼうね!!
それから,4日目の朝早く,
まるこの苦しそうな声で目が覚めた。
下痢をいっぱいして,苦しそうに横たわって鳴いていた。
太陽オヤジが一生懸命看病したけど,
しばらくして,まるこは冷たく,かたくなった。
太陽オヤジは泣きながら,まるこを新聞紙で包み,
芦花部にある畑に埋めた。
お墓の石のかわりに
かわいいツツジの木を植えた。
5日間だけいっしょに暮らしてくれた
ちっちゃな家族、
ちびねこまるこのお話・・・。