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2011年10月31日

心を一つに~秋徳学習発表会~

昨日は、朝から瀬戸内へ・・・。
ぷりん姫といっしょに、カケロマに遠出。

秋徳小中学校の学習発表会を見に行った。

小さな体育館には舞台が作られ、
あれ~、今年は幕までとりつけられてるぞ~

ベッカム君が
「公民館から持ってきたあ!」
ちょっぴりドヤ顔!

この照れくさそうなドヤ顔が、
ベッカム君の持ち味~!!

子どもたちのためにいつも一生懸命のベッカム君だ。

小さな体育館は、たくさんの観客。
子どもたちの登場を今か今かと待っている
おじいちゃんのばあちゃんの期待いっぱいのまなざし・・・

そして、集落の宝物達の発表が始まった。

歌、マット運動の発表、英語暗唱、弁論発表、
俳句の発表もあった。
そして、
今年の瀬戸内町子ども島口伝統芸能大会で努力賞をもらった
島口劇「ガラスとイチュゴハン」の発表。

この劇は、去年わたしもいっしょに作った劇なので
なつかしさもひとしお!


子どもたちの他にも

先生方による
水戸黄門


お父さんお母さん達や地域の方達で作ってる
バレー同好会の「稲スリ節」

傘を脱穀機に見立てて、くるくる回しながら
踊りを踊るアイディア・・・もらった!
いつか、わたしもこれ、どこかで使おうっと。

見ている方達は、どれも身を乗り出すようにして
楽しそうにしていた。

子どもたちは、こういう場で、
地域に愛されていることを感じるんだね。
人への感謝の気持ちを持つんだね。

子どもたちが一生懸命演技するのは、
地域の人たちへの感謝の思いを伝えたいからなんだね。

たくさん元気を注入していただきました。
ありがとう秋徳のみなさん!!   


Posted by はまだゆかり  at 23:24Comments(0)学校

2011年05月26日

徳之島の朝

5年ぶり
徳之島に来ている。

はじめて徳之島に来たのは、小学校6年のときの修学旅行。
長寿世界一の泉しげ千代さんと握手した。
闘牛も観た。

5年前は
ぷりん姫が
「島唄美女について取材したい!」
と言い出したので
家族全員で夏休みの旅行に徳之島、喜界島、加計呂麻島に行った。

そして、今回は
徳之島三町人権・同和教育基礎講座での実践報告。

迎えに来てくださった先生の車の中で、
記憶の中の徳之島の姿を再現させながら
会場である天城中央公民館へ向かった。

舞台には演台が置かれ、
講演「島で生まれたこと、島で育ったことを誇りに思う子どもたちへ
    島の歴史や文化を知り、思いを発信していく活動へ」
という私の実践報告のテーマが掲げてあった。

うわああ、「講演」ってかいてあるう!

びっくりして固まった私に
「講座なので、講演とありますが、実践報告の形でかまいませんよ!」

係の方が笑顔で話してくださり、ひとまず安心。

前任校での実践と、
自分の思いを綴ったオリジナル曲を織り交ぜながら発表した。

豊年節の中に出てくる「ドガキガイ」について
子どもたちと調べる活動をしたことを話したら・・・

「わたしの母は、大変貧しくて、
 ドガキガイを食べながら、生活していたんです。
 炭鉱で父が亡くなり、上の兄二人は、学校に行かず仕事を手伝って、
 大変な苦労をしながら、わたしたちを大きくしてくれたんです。
 今日の講座を聞いて、母のことを思い出しました。
 困難に負けずに、私たちが希望を持つように育ててくれた・・・。
 そんな母のことを、私も子どもたちに伝えていきたいです。」

涙を流しながら、言葉を詰まらせながら話してくださった。

「ドガキガイ」というものは、
ソテツの幹を削って乾かし、7日間川にj浸しアクをとって、
そのでんぷんおかゆにして食べるというもの。

「サトウキビを税として薩摩藩に献上していたころの食べ物」
だと思っていたのに、
私たちの母たちの時代にも、
苦しい生活の中で、「ドガキガイ」を食していた人々がいたのだ。

でも、私たちが今ここで生きているということは、
苦しいつらい生活の中でも
希望をもって生きることを
その人たちが子どもや孫に
自分たちの生き方を見せることで伝えてきたのだと思う。

講座の後、
「麦わらぼうし」「水平線」「小さなタネ」
の3曲をピアノ弾き語りで歌った。

子どもたちへ、不安な社会を生き抜くための希望の光を伝えるのは
わたしたち大人の役目だ。

講座を聞いてくださった方たちの声に、
「どう生きるか」
また、ヒントをもらったような気がした。

  


Posted by はまだゆかり  at 11:46Comments(2)学校

2011年03月31日

ありがとう!加計呂麻島

いよいよ加計呂麻島を離れる日が来た。



朝、古仁屋港でいつも乗ってたでいご丸・・・。
今日が最後だね。



太陽小僧とぷりん姫もお世話になった加計呂麻島に最後のお別れに・・・
メロディーちゃんも、お手伝いに・・・
一緒にでいご丸に乗り込んだ。

学校に着くと、まず掃除・・・
子ども達にも窓ふきを手伝ってもらった。



消防士になったんですか???
というぐらい窓に放水する太陽小僧!
久々の秋徳小に大はしゃぎ。

そうしているうちに、他の子どもたちも来て、
廊下掃除やら、窓ふきやら手伝ってくれた。

すこし掃除をしたあとは、
少しずつ子どもたちが増えて、
9名集まり、サッカーやら、缶蹴りやらはじめた。

普段は6名だから、3人増えただけでもものすごい人数みたく感じるね。

みんな大笑いしながら遊んでいる。

遊びすぎてくたくたになった頃、
そろそろ帰りの時間になった。

今日は、瀬相港からのフェリーに乗る。

港について、しばらくすると、
子どもたちや、保護者の方達が送りに来てくださった。



「なんだか、これで終わりって感じがしないね。」
「あしたもまた、学校で会う感じがするよね。」

みんなそんな風に感じてるんだね。
わたしも、転勤って感じがまったくしない。

少し経って、ふとしたことで、
この島のよさやありがたさを、しみじみと思い出すんだろうな・・・

出発式
同僚のベッカムくんが、声をからしながらエールを送ってくれた。
太陽小僧にも2つ年下の男の子がエールを送ってくれた。
ぷりん姫にも同級生の女の子がエールを送ってくれた。

お返しに太陽小僧が
応援団で培った大声と気合いで
「ふれ~、ふれ~、あ・き・と・く!!」

みんなみんなありがとう!
このあたたかな島を
あたたかな学校を
大好きなみんなのこと、
忘れません。

たくさんもらった優しさや、あたたかい心・・・
わたしの中の元気にして、次の学校でも頑張ります。



4年前、この島にやってきたときは
こんなだった、わたしたち・・・



今では、こんなになりました。



加計呂麻島ありがとう。
島のみなさん、ありがとう。



わたしも、太陽小僧も、ぷりん姫も・・・
船の中から、いつまでもいつまでも手をふっていた。

4年間、ありがとうございました。
わたしたちの大好きな、あたたかな加計呂麻島・・・  


Posted by はまだゆかり  at 22:10Comments(0)学校

2011年03月29日

フェリーかけろま



1年のうち、この時期だけ、
フェリーかけろまで見られる風景・・・

3月末の何日間かは、フェリーかけろまの出発時間になると、
色とりどりのテープが
虹の橋になって
出る人と、送る人の心をつなぐ・・・

わたしは今日が最後じゃなかったけど、
学校の荷物を車に詰めて、フェリーに乗せた。

車を乗せたあと、上に上がって見てみると、
子どもたちや集落の方達が、送りに来ていた。

二人の同僚は船の上から・・・
みんなは船の下から・・・

風のせいでぐにゃっと曲がったテープは
ほんとに虹みたいだね。

蛍の光が流れ始めた。

これも、この時期だけのフェリーかけろまからのプレゼント。

「ポー」と汽笛を鳴らした船は、
みるみる岸を離れていく。



小さな生間の港
いつまでもいつまでも手をふり続ける人たち・・・

明日はいよいよわたしもこのフェリーかけろまで
加計呂麻島をあとにする。

同じ奄美だから、いつでも会えるって思うけど、
いつも見慣れたこの港の風景を
中々見ることができなくなるんだなあと思うと、
寂しさがこみ上げてくる。

明日は、太陽小僧とぷりん姫を連れて
教室の大掃除!

子どもたちも手伝いに来てくれるって言ってくれた。

加計呂麻での最後の仕事・・・
ありがとうの気持ちをこめて、
気合いを入れて、
しっかり掃除しようっと!  


Posted by はまだゆかり  at 18:51Comments(0)学校

2011年03月28日

涙の辞任式

とうとうやってきてしまった・・・辞任式。

わたしにとっては5回目の辞任式・・・
舞台の上に立って、みんなの前で話すとなると・・・
どうもいけない。

ことばが外に出て行かない。
みんなにちゃんと感謝の気持ちを伝えたくて
考えてきてるのに・・・

喉のほうが、空気が詰まったようになって、
スムーズに声が出なくなる。

今までの4回はそうだった。

今日は・・・

やっぱりうまく言えそうにもない。

校長先生に先導されて、4名の職員が壇上へ・・・
わたしもその中の一人だ。

正面を見ると、
6名の子どもたちが並んでいる。

その姿を見ただけで・・・
胸が苦しくなった。



ウチの学校、小さいから、
子ども同士も、先生と子どもとも
つながりが強い。強すぎる・・・。

3年も4年もずっとずっと一緒にいたんだから、
大人と子どもの枠を越えて
「仲間」みたいな感覚なのかもしれない。

式が始まり、あいさつが始まると、もう一人泣いている。
その子を横目で見ながら、もう一人が泣いている。
舞台の上でも泣いている。

こうなると、みんながみんなハンカチを目に当てて
鼻を真っ赤にして、目を真っ赤にして
泣いている。

子どもたちは全員泣いていた。
先生方も泣いていた。

みんなの頭の中には、
あの日の思い出が、あとからあとから浮かんできて、
これからあまり会えなくなるなあって考えると・・・
泣けてきて・・・

式は長々と続き、
子どもたちは泣きながら、先生達にあいさつをした。

一人ひとりの存在の大きさを
これほど強く感じる辞任式は、そうないかもしれない。

6名のこどもたち、
この学校で、あなたたちと出会えたことに感謝です。
あなたたちに「先生!」って呼ばれて、幸せです。

4月からはまたいつもの笑顔を輝かせて、
楽しい学校生活を送ってくださいね。

また会える日を楽しみにしています。
そして、みんなの幸せを祈っています。

大好きなみなさん!
あたたかい心と、明るい笑顔をありがとう


あたたかなこの場所で  作詞 秋徳っ子&はまだゆかり
            作曲 はまだゆかり

小さなぼくらの学校 青い空と緑の風
いつだって ぼくたちを 見守ってたアカギの木
ここで出会ったたくさんの あたたかい思い出たち
忘れない あの笑顔 大切な仲間たち

小さな教室で 机を並べた友達や
大好きな先生は なんだか家族みたい
青空がまぶしい日は みんなで缶けりしたっけな
笑い声響く校庭 嬉しそうなアカギの木

大好きな友達が 転校する朝には
止まらないさびしさに 負けそうになったけど

ここにぼくがいたから 君と出会えたんだ
きっとまた会えるよ あたたかなこの場所で

あの頃は一輪車 何度も転んでいたっけな
夏の日の校庭で 汗と土にまみれてた
深い海がこわくって 心配していた遠泳も
今なら魚のように 遠くまで泳げるよ

いつも励ましてくれた 大好きな父さん母さん
ありがとうここで出会った あたたかな人たち

ここにぼくがいたこと 大切にしたいな
ずっと忘れないよ あたたかなこの場所を

小さなぼくらの学校 青い空と緑の風
いつだって ぼくたちを 見守ってたアカギの木
ここで出会ったたくさんの あたたかい思い出たち
忘れない あの笑顔 大切な仲間たち

きっといつか また会えるよ
あたたかなこの場所で



  


Posted by はまだゆかり  at 23:29Comments(0)学校

2011年03月27日

さよならの足音

人事異動で
転勤が決まった。

異動先の学校も決まり、いよいよここを離れるときがせまってきた。



修了式がすみ・・・



一人の卒業生を卒業式で送り出した教室には
5年生の女の子とわたし・・・

この日の4時間目が、この学校での最後の授業となる。

この5年生の女の子を、わたしは3回も担任している。
前の日に卒業した男の子も3回受け持っている。

小さな学校ではこんなことはよくあること。
(自分の息子も2年間担任したくらいだから・・・)

でも、3回も受け持つと、本当に自分の子どもみたいな感覚だ。

今こんなこと考えてるな・・・とか
口で言ってることと、思っていることがちがうな・・・とか
顔の表情や仕草で分かる。

反対に、わたしのことも、
何も話さずとも相手に分かってしまう・・・

二人には、手紙を書いてもらった。
二人の手紙の中には、
わたしが二人に伝えたかったことがちゃんと書かれていて・・・
説明したり、詳しく話したりしなかったのに
分かってくれてたんだなあ・・・と思うと
目頭が熱くなり、
この子たちと出会えたわたしは、幸せだなあ!と心から思った。

今日は、PTA主催の送別会
集落の方達もたくさん集まってくださった。

子どもたちを大事にする、この集落の方達には
いろんなことで協力していただいた。

学校の行事以外でも、たくさんのあったかい思い出をもらった。

今日の送別会では、
子どもたちが「いきゅんにゃかな」をみんなで歌ってくれた。



卒業式、修了式が終わると・・・
それまでゆっくりゆっくり近づいてきた
さよならの足音が・・・
急に駆け足になってくる。

もうちょっとゆっくりでもいいのにね。

「また会えるよ!」って思っても・・・
           やっぱりさびしい春の足音
  


Posted by はまだゆかり  at 23:58Comments(0)学校

2011年03月25日

一人っきりの卒業式

今日は卒業式。


卒業学年の担任をするときは、和装でいくことにしている。
亡くなった母が、大学を卒業し教員になるときにプレゼントしてくれた袴。
大島紬と合わせて、卒業式ファッション!

この格好ででいご丸に乗り、やってきた。

なぜだか知らないけど、「瀬戸の花嫁」の音楽が頭の中に流れてくる。
なぜ??
和装で小舟=瀬戸の花嫁・・・(意味不明?)

そんなこんなで、卒業式が始まった。

卒業学年の担任は、卒業式には張り切るものだ。

卒業生には、晴れやかな気持ちで、
自信を持って
嬉しい嬉しい顔で
卒業してほしい。

どの卒業生にもそうしてほしい。

今回もまた、わたしは張り切りました!

まずは、上等なアルバム!
なっってったって、手作り・・・そして和紙の表紙
たくさんの写真を入れて、仕上げたあれ!



そして、思い出のDVDをつくって上映してみた。

地域のみなさんにも、彼の成長過程を見てほしくて、
小さい頃や、1・2・3・4・5・6年の写真もたくさん集め、
わたしが歌っている「小さなタネ」の音楽に乗せて、
5分間で70枚あまりの写真のスライドショウ!

ご両親も、おじいちゃんおばちゃんも、地域の方達も感動していた。

そして、卒業ソングはオリジナル曲の「あたたかなこの場所で」

学校の風景や、いろんな行事を背景に、
その中で育つ子どもたちの心を、
子どもたちに聞いたことを元に、歌詞にした歌だ。

伴奏をしながら、声が詰まって歌えなかった。

でも、何と言っても・・・
彼の答辞が一番感動し、会場中の涙を誘っていた。

自信が無くて、いろんなことに挑戦することを避けていたけど、
何度も何度もチャレンジするうちに
苦手だったことが苦手じゃなくなった。

その時感じたすがすがしい感覚!

これが「自信」というものだろう。

彼は、真っ直ぐ自分の弱さを受け入れ
それを克服するために、少しずつ少しずつ前進してきた。

今日は一人で歌う場面もあったけど・・・
ぜんぜん動じず、堂々とした態度だった。



感動と祝福のあたたかい空気につつまれて、
幸せな笑顔での卒業式となった。



式がおわり、めっちゃ感動の気分の中で、
作業に入るために着物を脱ぎだしたら・・・

あれ、靴下とセーターが入っていない。

ガガガ~ン

ということで、肌着にジャンパーを上までボタン締めて着て、
寒かったので、一日中足袋をはいていた。

へんな格好・・・


朝のでいご丸は、ものすごくかっこいい感じだったのに、
帰りのでいご丸は、靴下の代わりに足袋をはいたへんてこりんな格好!

ズボンだけは持ってきてたので、ほっとした。

  


Posted by はまだゆかり  at 00:05Comments(0)学校

2011年03月21日

卒業アルバムづくり

わたしは6年生の担任だ。

卒業式が今週の木曜日に迫っている。

よし、今日は「アルバム作りに励む日」と決めた。



一番はじめに教師になったときから今まで、
クラスを持ったときは必ず学級文集をつくる。

3月の忙しい時期ではあるけれど、
どうにかこうにか時間を作って、
文集作りは必ずしている。

一年間を振り返ると、いろんなことがあって
そんななかに、自分の成長する姿があったり、
友達との心のふれあいがあったり、
だれかに対する感謝の心があったりする。

自分が書いたことや、友達が書いたことを読むことで
一年間で味わった感動が再現されてくると思うのだ。


沖縄にいるときに担任した女の子が
「先生が一緒に作ってくれた文集、今でもたまに読んでるよ。」

と言ってくれたことがある。
文集やアルバムっていうのは、あの頃の自分や友達に会える。

今の学校では、「アルバム&文集」を3年間作り続けてきた。
最近はパソコンで写真を編集して
ちょっと本格的な感じのアルバムが、わたしにもできるのだ。

写真と文集がセットになっているので
大きくなったときに見たりしたら、
懐かしさがあふれてくるだろうなあ・・・

などと、毎年毎年ニヤニヤしながら作ってるわたし。


今年は6年生が一人いるので、
卒業記念に、
かなりバージョンアップしたものを作ることに決めた。

以前に行った「年の祝い」
奄美小学校の子どもたちから頂いたメッセージ集。



これがかなり丁寧に作られていたので、
よーく観察して、作り方を分析。

なんだか、卒業アルバムっぽくカッコイイのができそう!!

奄美小学校のみなさんにも感謝だ!!


○一年間集めた写真の中から、いい表情をしているものを選び
 いろいろレイアウトしたり、言葉を入れたりしながら
 パソコンで編集・・・
 A4の光沢紙12枚、使った写真は100枚近く。



○一年間で書いた作文を集めて、印刷

○俳句の作品もまとめよう!

○一緒に学習した友達へメッセージを書いて・・・

○先生にも書いて・・・

○すべての原稿が揃ったら、大きなホッチキスで留める。
 白表紙(厚紙)にしっかりと折り目をつけ、それを和紙で包み込む

○白表紙と中味を厚手の紙で、ボンドを使ってくっつける。

○表紙に和紙を使ってさくらの木を表現し・・・できあがり。



子どもたちも、原稿作りを一生懸命頑張ってくれたので、
絶対にいいものをつくろうと思っていた。

うん、これはかなりいい。
絶対に子どもたちは喜んでくれるだろう。

自分用は和紙の表紙にしなかったけど、
しとけばよかったな。

みんなで作ったこのアルバム!
大人になってからも、
島のあたたかさや、友達のやさしさを
きっと思い出させてくれるよ!

いいのができたあ!!!   


Posted by はまだゆかり  at 21:07Comments(0)学校

2011年03月01日

現場検証??

家庭科の時間に
集落の浜を清掃することになった。

「地域とのつながりを広げよう!!」
という単元。

地域のために何か自分たちにできることはないか・・・

このテーマで考えて、
いろいろ案が出てきたけど・・・

地域の方達が中々できない
海岸の清掃をしてみることになった。



1時間、二人+わたしでモクモクとゴミ拾い。

はじめは黙ってゴミ取りしていた二人だけど、

「あっ、また同じコーヒーの缶が捨てられてる~。
 ということは、ここらで集まっておしゃべりしてる人たちが
 捨ててるんじゃない?」
とか
「全体的にキレイで、ゴミが集まっているということは、
 集落の人たちは、よく清掃活動してるのかもね~。」
とか
「隅っことか、岩の陰にゴミが落ちてるのは、
 集落の人たちが気づかんからじゃない?」
とか

現場の様子を見て、人の足跡をたどる・・・

刑事である・・・

ちょっとくたびれた頃に
刑事ドラマが始まったので、
二人ともまた生き生きとゴミ拾いを始めた。



二人+わたしでとったゴミ。

ペットボトルや、プラスチックの欠片が多かった。
おなじみの焼酎のびんもあり・・・

「お父さん達、浜で飲んだのかなあ?」
と推理していた。

ゴミが浜にたくさん捨てられるようだったら、
看板作る!!

と二人は言っていた。

故郷の大切な海・・・
いつまでもキレイでいてほしいもんね。
  


Posted by はまだゆかり  at 19:40Comments(0)学校

2011年02月28日

雪の贈り物



ブルーシートの上にある白いかたまり・・・



写真でみると、なんだか綿みたいな感じだけど・・・
これは雪のかたまり!!

ウチの学校の校区の区長さんのお友達で、
この加計呂麻島が大好きな方が
子どもたちを喜ばせたくて
昨年から贈ってくださっているこの雪のプレゼント!

今年は去年よりももっとたくさんの雪に
子どもたちは大感激



泥で汚れないように、ブルーシートにざっとあけた。
集落のおばあちゃん達も見に来ていた。

奄美で雪が見られるなんてめったにないからね。

送ってくださった方に感謝です。



海に浮かぶ氷山のような雪のかたまり
みんなは小さい雪だるまを作って
「ハイポーズ!!」

雪の入った発砲スチロールの中には
雪の他にお餅がどっさり入っていて
子どもたちは大喜び

見に来ていたおばあちゃん達も大喜び!!

かさ地蔵の贈り物みたいだね!!

雪が溶け始めたら
みんなはワイワイいいながら、雪合戦をしていたけど・・・
溶け始めた雪は氷みたいに固くなってて
当たったら・・・結構痛いかも??

それでもみんなは雪合戦で大盛り上がり!

素敵なプレゼントをありがとうございました。
雪を触っている子どもたちは
とってもとっても嬉しそうでした。  


Posted by はまだゆかり  at 22:58Comments(0)学校

2011年02月22日

キビ刈り・黒糖づくり体験

最近新聞を見ると、いろんな学校でサトウキビを作り
製糖を体験しているね。

太陽小僧の学校でも6年生が黒糖作りをやっている。

そして、ウチの学校でも・・・

昨日は、一年間で大きくなったサトウキビを刈り取り・・・



今日は、その汁を校区内にある工場で絞っていただいて・・・
それを煮詰めて黒糖を作った。


刈り取りの時は、ちょうどあったかくなってきてたので、ハブに注意!
なたでキビを倒し、
皮を剥いで・・・
上部の葉の着いているところを鎌で切り落とす。

上部の方を方言でスラっていうそうだ。
その部分も大事にしておいて、
2週間以内ぐらいに植えると、
キビの節のところから、また芽が出てきて
またまたぐんぐん伸びていく。

サトウキビは一度植えると、収穫しても同じ株からまたはえてくる。
ウチの学校のサトウキビは、これで四回刈り取ったことになる。

ホントなら3回はやして、一度カボチャ畑にかえて
土の状態を変えてから
またサトウキビを植えた方が
甘くて太~いサトウキビになるのだと、
サトウキビを栽培されている講師の先生が(保護者でもある)
丁寧に教えてくださった。

今日はウチの学校の子どもたちのおじいちゃんが黒糖作りの大先生だ。

校区内のサトウキビ工場で、黒糖作りの鍵となる
せっかいを入れる役目を長年まかされている
黒糖作りの名人だ。



ジーンズ姿のおじいちゃんと、おとうさん
テキパキと動く姿を、
1年生の女の子が嬉しそうに見ています。

黒糖はどろどろになって、だんだんかたまり、
混ぜるのも大変なぐらいになってきた。

名人が釜を火から離し、なべを冷ましはじめた。
ナベの縁に黒糖をこすりつけながら冷ましていく。

途中雨が降ってきた。



みんなでビニールシートを屋根代わりにサポートし・・・
できあがった生キャラメルみたいなとろんとろんの黒糖を
バットに上げていく。

できあがり!!



昨日刈り取ったサトウキビ。
一年間でこんなに大きく育ってくれてありがとう。

教えてくださった方達。
サトウキビの汁を搾ってくださった工場のみなさん。
黒糖名人のおじいちゃん。

今年もほんとうにありがとうございました。  


Posted by はまだゆかり  at 21:56Comments(0)学校

2011年02月03日

長生きしてね、おじいちゃん、おばあちゃん!

今日は節分・・・そして旧暦のお正月

去年までは、旧正月には
お年寄りの集会が企画されていた。

でも、今年は老人会が解散したので、
集会は開かれない・・・はずだった。

そこで、立ち上がったのが、ウチの小学校の3人組!

毎年、旧正月を祝う会に、一緒に参加させてもらっていたから、
今年は、そのお礼の気持ちもこめて、
3人で旧正月を祝う会を企画しよう!!

丁寧に作った招待状を、
集落のお年寄りのみなさんに手渡し、
昨日は、3人でふくれ菓子(蒸しパン)の準備





蒸し器の底にサネン花の葉っぱをしいて、
香りがよくなるように工夫したふくれ菓子。
お年寄りのみなさんが、おいしく食べられるようにひと工夫!

グランドゴルフのコースを作って、
イスなんかも準備して、
会場づくりやお茶の準備。
ゲームや島唄の準備も・・・

準備はできたけど・・・
みなさん、来てくれるかなああ??

スタート時間前になると、子どもたちはそわそわ
「今日、みんな病院行く日だから、遅くなるかもよ・・・」
ちょっぴり不安そうに、待っていると・・・

どこからともなく、1人、2人、3人、4人・・・
11名のお年寄りのみなさんが、集まってくださった。

嬉しそうな子どもたち。
さっそく、グランドゴルフ大会の始まり!





みなさん、とっても上手!
「グランドゴルフは初めてだけど、ゲートボールで慣れるから!」
と自信たっぷりに笑っていたおばあちゃんが、みごと優勝!

他のみなさんにも、メダルをプレゼント
メダルをかけてもらって、みなさんにっこにこ!


次は、場所を室内に移して、お茶会。

子どもたちの島唄で始まった


宝つりゲームも準備・・・



宝物の中味は・・・?
「いつまでも長生きしてね」
というメッセージと、子どもたちの写真入りの手作り絵皿。
ちゃんと、ひもがついていて、壁に飾れるようになっている。



高学年の兄ちゃん、姉ちゃんがお茶のお世話をしているとき、
1年生と3年生は、肩もみサービス!
おばあちゃんたち、嬉しそう!!

会が終わって帰るお年寄りのみなさんに、
さりげなくつきそう子どもたち。


転ばないように、周りをよく見て靴をそろえていました。



校門まで送る時も、いろいろ話しながら・・・

寒い中、そして忙しい中・・・

足も腰も痛いのに・・・
子どもたちのために集まってくださったお年寄りのみなさん。

お年寄りのみなさんをもてなすために、
たくさん準備して、最後まで気を抜かずに頑張った子どもたち。

会が終わったあと、
「どう?いつもはみんながいろいろしてもらってるけど、
 今日はおもてなしをする係だったね。大変だった?」
と聞くと、
「いろいろ準備はあったけど、とっても嬉しかった!」
「何が嬉しかったの?」
「準備したものを、喜んでくれたから!!」

思っていても、なかなか表現することのできない感謝の気持ち・・・
その気持ちを、形にして表すことで、
喜んでもらえた。

喜んでもらえて、一番うれしいのは自分自身です。

子どもたちの今日の日記には
今日の感動が綴られていることでしょう。

お年寄りのみなさん、ありがとうございました。  


Posted by はまだゆかり  at 23:09Comments(0)学校

2011年02月02日

笑顔と涙の立志式

今日は立志式・・・



立志式というのは、
武士の社会の元服の儀にちなんで
14歳になった子どもたちを祝う式で、
ウチの学校では中学2年生がいるときに行っている。

二日前のブログにも載せたけど、
ウチの学校は人数が少ないので全員参加。
みんなで中2の先輩達をお祝いするのだ。

今日の講師の先生は・・・

島の人気バンド=応援団
濱田洋一郎と商工水産sのボーカルであり、
「カンモーレ市場のうた」や「島バスに乗って」の作曲者でもある
濱田洋一郎さん。

子どもたちは、とっても楽しみに待っていた。
先生達や、お母さん達も楽しみに待っていたみたい!!

小さな音楽室が、今日は人でいっぱいだ。

市役所に勤めながら、地域の活性化のために
いろいろアイディアを出しながら、
島の人たちを応援し続ける商工水産sのみなさん。

仕事だから・・・?
いやいや、それだけでは人の心を打つ活動なんてできない。

市場のイベント、島バスのイベントなんかに参加するとき
いつも思うけど・・・
商工水産sのみなさんは、本当に島が大好きなんだなあ・・・
島のみんなが元気に暮らしている姿をみたら、
「幸せだなあ!」
って思うんだろうなあ・・・

「元気がなくなった町の元気をとりもどしたい!そう思って仕事をしている。」
洋一郎先輩は、熱く、熱く子どもたちに語った。

「歌が大好きだから、歌で人を応援したい。人の役に立ちたい。
 歌は凄い力を持っているんだよ。」

子どもたちは真剣に聞いている。



熱いトークの合間に、ギターの弾き語りも・・・

「水平線」も歌ってくださって、うるうる・・・。
ギターと、洋一郎先輩の声が、
「水平線」を目指す、たくましい少年のイメージを見せてくれて、
ホント嬉しかったです。ありがとうございました。

そして、いよいよ一輪車おじさんの仕掛けたサプライズの時間!

立志式に洋一郎先輩が講師をすることになったとき、
打ち合わせ・・・という名の飲み会の席で
一輪車おじさん、あるメモを洋一郎先輩に渡した。

それは、ウチの学校の子どもたちのこと。
一人一人、6名の子どもたちの様子が書かれてある紙。

「これを、歌にしてうたってくれん?」

ちょっと無謀なこのお願い、洋一郎先輩は快諾してくれた!

歌詞になっていなかったので、リズムをつけて
洋一郎先輩が歌詞にした。
曲をつけた。

一輪車おじさんの思いは、島のアーテイストの手で
素敵な曲に仕上がった。

日曜日は、洋一郎先輩のギターに合わせ、
わたしがピアノ伴奏をつけて、太陽オヤジに録音してもらい完成!
いよいよ発表。


メロディーが載せられないのが残念ですが、
いつか、洋一郎先輩がうたってくれるかもしれません。
3拍子のゆったりした、でもそれでいて、オシャレなかっこいい歌です。

1とってもやさしくて お世話好き ○○はちいちゃな お母さん
 ちょっぴり シャイだけど 元気者 歌が上手な○○○
 水泳 草ぬき にわとりの世話 ここでは みんな一緒
 笑顔 まぶしい 6人は いつも 一緒だよ。

2負けず嫌いの ○○は お姉ちゃんが 大好き
 野球とサッカーが 上手な ○○○はスポーツマン
 一輪車 ロードレース 昼休み ここでは みんな一緒
 笑顔 まぶしい 6人は いつも 一緒だよ

3ケーキ作りが 大好きな○○ パテシエに なりたいの?
 三味線が上手な ○○は とてもきれい好き
 読書まつり 島口劇 ここでは みんな一緒
 笑顔 まぶしい 6人は いつも 一緒だよ 

聞いていたお母さん達は、ボロボロ
涙・涙・・・・

いい歌だあ

そのあと、中学2年生の二人の決意表明

「わたしは、おとうさんとおかあさんの子に生まれて、
 本当によかった。」
と泣きながら、感謝の気持ちを伝えた女の子。



「わたしは、今まで恵まれていない環境にいると思っていたけど、
 ものの見方を変えることで、感謝の気持が生まれた。
 おかあさんや、おばあちゃんの少しでも役に立てるように、
 医療関係の仕事に就きたい。」
と、すがすがしい態度で発表した女の子。



二人の発表を聞きながら、もらい泣き・・・
周りをみると、ほとんどもらい泣き・・・

最後はみんなで一緒に島バスの歌を歌って、記念撮影!

笑顔と涙の立志式。

子どもたちは自分の気持ちを伝えられて本当に幸せそうだった。
お母さん達も、心の底から幸せそうだった。

心に残る素晴らしい時間をもらった。

洋一郎先輩、
中2の二人の女の子達+企画してくれた一輪車おじさん!
ありがとうございました。

  


Posted by はまだゆかり  at 23:09Comments(0)学校

2011年02月01日

インフルエンザ

インフルエンザが
加計呂麻の学校にも入ってきたので・・・・・

今日予定されていた集合学習会が中止になりました。

一年間の中で、一番最後のこの集合学習は球技大会。
大勢でスポーツすることの少ない子どもたちにとって
とっても楽しみな集合学習だけど・・・

今回はしかたない。

インフルエンザにかかっているお友達が
早くよくなるといいね。

集合学習の予定だったから給食はありません。
小学生4人とも、お母さんの手作り弁当持参。

「今日はいいお天気だから、外でお弁当食べよう!」

ということで、
運動場にレジャーシートを敷いて・・・
お日さまの下でお弁当タイム!




給食を準備する中学生が、
ニコニコしながら見ていく。

食べるみんなも、いつもと違う
給食時間の変わったシチュエーションに、なんだか嬉しそう!

暖かい、外での食事・・・
途中シートの中に入ってきた校長先生に
お弁当を分けたり・・・

鹿児島出張のお土産を、一輪車おじさんが持ってきてくれたり・・・

いつもの学校なのに、
なんだか少しちがうだけで、
ちょっと嬉しい。ちょっと楽しい。

集合学習はなかったけれど、
工夫すれば、なんだかちょっと楽しめるってこと
感じることができたみたい。

お母さんのおいしいお弁当に、感謝だね。  


Posted by はまだゆかり  at 21:07Comments(0)学校

2011年01月31日

サプライズの準備は楽し~

2月2日(水)・・・ウチの学校では立志式が行われる。

中学2年生は2人だけど、
ウチの学校は人数が少ないから・・・・・
全校児童生徒6人がそろって参加する。

今年の講師は
奄美の人気バンド「商工水産S」のボーカル
濱田洋一郎さん

講演&ライブで、子どもたちに熱いメッセージを届けてくれる。

瀬戸内町の子どもたちだけど、
濱田洋一郎さんのことはみんなよく知っている。

太陽オヤジが奄美エフエムで
「はまだまーぼのあっただんまドゥシ」を始めたとき
一番最初のゲストは、濱田洋一郎さんだった。
(二番目のゲストは、洋一郎さんからの紹介で一輪車おじさんでした。)



ぷりん姫と太陽小僧の父ちゃんが
ラジオ始めるって聞いて・・・
奄美エフエムの入らない瀬戸内町だったけど、
わざわざラジオを録音して、
みんなに回して、
聞いてもらったのでした。

なんどもなんども聞いた子もいて・・・・
しばらくすると太陽オヤジがラジオで言っていたように
洋一郎さんのことを
「洋一郎兄」
と呼ぶようになっていた。

ウチの学校では
「島バスに乗って」
を「今月の歌」で歌わせてもらった。

みんなのりのりで歌うのだ。
今日も音楽の時間にみんなと歌ったら・・・
「あったかくなった。」
とにっこり笑う1年生の女の子!

ほんと楽しみだね。

昨日は洋一郎先輩と打ち合わせ!
というのは・・・・・?

一輪車おじさんが仕掛けて、
洋一郎先輩が用意した
すご~いサプライズがあるのだ!

どんなサプライズかは、まだ内緒。
わたしも、ちょびっと関わらせてもらえて・・・ラッキー

子どもたちの喜ぶ顔を想像するとワクワクする。   


Posted by はまだゆかり  at 21:34Comments(0)学校

2011年01月27日

おとしよりへ招待状

ウチの学校のある集落には
お年寄りがたくさん住んでいらっしゃる。

昨年までは、敬老会が組織され、総会をして年間の活動を話し合っていた。
旧正月には、みんなで集まって、いろんな話をして楽しんだ。
ウチの学校の子どもたちも、
旧正月の日の集まりに参加させてもらってた。

三味線の演奏を披露したり、
おじいちゃんおばあちゃん相手にクイズをだしたり、
おじいちゃんおばあちゃんと昔の遊び対決したり・・・

でも、昨年、敬老会が解散した。
お年寄りのみなさんが、会を運営していくことが
大変だと感じられるようになってきたから・・・

「今年の旧正月は、お祝い会がないんだねえ・・・」
「だったら、学校にお年寄りを招待しようか?」

ということで、総合的な学習の時間に、
お年寄りと楽しむ会を企画した。

招待状を書いて・・・
出し物を考えて・・・
プレゼントを創って・・・
・・・お菓子を作ってあげたらどうかな?
・・・グランドゴルフなんかもしたいな・・・

3人の子どもたちが一生懸命考えたイベント!

今日はみんなで招待状を届けにいった。



道であったおばあちゃんに・・・



カボチャの出荷をしているおばあちゃんに・・・



にこにこ笑顔のおじいちゃんに・・・



ゆっくり、大きな声で、説明して・・・

集落中のお年寄りのみなさんに、一枚一枚手渡した。
みんなにこにこですご~く嬉しそう!

あるおばあちゃんの家にいくと、
「アンダギーのにおいがする~」

ほんとだ、いいにおい!!

にこにこ笑ったおばあちゃんが、
みんなに作りたてのアンダギーを持たせてくれた。

「ありがとうございま~す。」
元気いっぱい、嬉しさいっぱいの子どもたち!



海の近くで、一つお味見!!
「あったかくて、ほくほく~。」

カボチャ入りのふわふわアンダギー!

来週の交流会、
みんなに楽しんでもらえるようにしようね。
楽しみだね。

おじいちゃん、おばあちゃん
喜んでくれてありがとうございます!   


Posted by はまだゆかり  at 23:11Comments(0)学校

2011年01月19日

福祉の町へでかけよう

鹿児島県介護実習普及センターの方が2名、学校に来てくださった。
お年寄りや障害を持った方達の生活を体感させて、
福祉という視点から社会を見ることができる子どもたちを育てる・・・・・

学校の中で、そのような体験をさせてもらえるというのは
子どもたちにとっても、わたしたち教師にとっても
本当にありがたい話だ。


自動車に車いすや、体の不自由な方の生活を体感するための装具
少しでも楽に使うことのできるアイディア補助道具などを詰め込んで、
海を渡って来てくださった。

まずはじめは、装具をつけて
お年寄りや障害を持った方達の生活を体感するというもの。



子どもたちは、わざと腰を曲げて立っているのではない。
首からかけた装具と、膝につけた装具がベルトで固定されている。
腰を曲げなければ立っていられないのだ。

お年寄りもそう。
体の痛いところをかばってたっているうちに
だんだんと曲がったまま固定されていってしまうのだそうだ。
この状態で立ったり歩いたりするのは、本当に大変だろうと思う。

肘や膝につけた装具は、関節が痛くて曲げられない方の気持ちを体感するため。
足首手首のおもりは全部で3kg。
筋肉が弱くて、体の各部をを持ち上げることができない方の気持ちを分かるため。

目につけたゴーグルは、
まん中にかすんで見える黄色のガラスがちょっとあるだけ・・・
サイドからは何も見えない。
白内障にかかると、このように見えるそうだ。
視界が非常に狭いので、周りが確認できない。
お年寄りの事故が多いのはそのためだそうだ。


「杖を使って歩かないと、倒れそうになる~。」

ほんのちょっと歩いただけなのに、みんなとても疲れた様子。
こういう生活を毎日毎日している人がいるってこと、
忘れないでいようね。
そして、少しでも楽に生活できるように、
できることがあったら、手伝わせてもらおうね。
そしたら、きっと笑顔が返ってくるよ!

次の体験は車いす。
まずは車いすを使っての介助の練習。



人数が少ないので、大人を乗せて介助する練習。
「がたがた道は進めにくい・・・」
「段差のあるところはどうするんだろう?」
「坂をのぼったり降りたりするときは??」

やってみて初めて出会う疑問。

二人の介護士さんが、丁寧に教えてくださった。

次は子どもたちが自分で車いすを動かしてみた。



最初は興味津々でわくわくしながら乗っていた子どもたち・・・
でも、がたごと道は中々進んでくれない。
細いところは方向転換がしにくい。
階段とかはどうしよう!

ほんの少しの車いす体験だったが、
終わった後「ふう~」とため息が聞こえた。

介護実習普及センターの方達は、
その他にもいろいろな道具を見せてくださった。


スプーンと箸が一緒になったもの


歯ブラシを持ちやすいようにスポンジを巻き付けたもの

このほかにも持つところを太くした鉛筆
湿布を一人で貼れる道具
持ちやすいスプーン
靴下が楽にはけるグッズ

ほんとに色いろある。
直に接している方達が、
困っている様子を見て、いろいろ開発したんだろうなあと思った。

少しでも楽に、
どうにかして自分でできるように、
そして楽しく生きられるように・・・

そんな願いが感じられる道具ばかりだった。

体験授業のあと、クラスの子どもに聞いてみた。
「うちのじいちゃんやばあちゃんは元気だから
 今まであまり気にしていなかったけど、
 こんなに大変な思いをして生活している人がいることが実感できてよかった。」

新聞やテレビ、教科書で
お年寄りや障害を持つ人のことを
「大変そうだなあ・・・」
とは思っていても、本当のところはその気持ちは分かっていない。

今日体験したからといって、
その方達が味わっている大変な苦労や、抱えている問題は
分かるはずがない。

でも、こういう体験をすると、
その人の立場になって、その人の目線になって
考えてみようという気持ちになれる。

福祉の第一歩は、相手の気持ちを想像すること
まずは、自分の周りのだれかのために、自分の力を役立ててみたいね。

だれかのために、自分の力を使ったとき、
笑顔がもらえたなら、きっと心があったかくなる。
幸せな気分になれるicon77
  


Posted by はまだゆかり  at 22:42Comments(0)学校

2011年01月06日

久しぶりの大和村

大和村役場へ用事があり・・・
久しぶりに大和村へ向かった・・・

大和村へは4年前まで、6年間通い続けた。

2010年10月20日の豪雨で、
大きな被害を受けた大和村。

気になっていたけれど中々行けずに、今日になってしまった。

大和村までの道
豪雨の爪痕がまだまだ残っている。
至る所が崩れて、片側通行。

「大雨が降ったら、また崩れるかもしれない・・・。」
そんな不安もまだまだ解消できない。
大災害の後、みんなが安心して生活できるようになるまでには、
本当に時間がかかるんだなあと思った。

早い復旧を願いながら、懐かしい大和村に到着した。

以前の職場大和小学校は、中学校との併設校だった。

小学校も中学校も、それぞれの教育課程で動いていたけど、
運動会や学習発表会などの大きな行事は一緒に計画を立てて実施していた。
始業式や終業式、入学式や卒業式などの儀式も一緒。

中学生が小学生をリードし、職員同士も協力する。
小中併設校のよさは、そういうところだ。

わたしは今も小中併設校にいるので、
中学校の先生方から学ぶこともとても多い。

でも、今年の4月から、大和小学校と、大和中学校は単独で動き出す。

特に大和中学校は大和村の現在の中学校を統合して、一つの中学校になる。

今まで集落ごとにあった中学校がなくなり、
小学校だけになるということは、
さびしいことでもある。

でも、今まで少ない人数だった中学生が、
集団でしか学べなかったことが学べるようになったり、
いろいろな意見を持つ人たちの中で、自分を出せるようになったり、
みんなで力を合わせるということの感動を味わったり・・・
そんなことができるようになったらいいなあと思う。

役場で村長さんのお話を聞いた。

「子どもたちに、
 自信をもっていい教育をしていくための場を作っていく!
 これから、統合を考えている地区もあると思う。
 大和村は一つのモデルになるのではないかと思う。」

熱い熱い気持ちで、進めてきたことが分かる言葉だった。

学校は、子どもたちが自分の未来を作るために
いろいろな力を身につけ、自信をつける場所だ。

出会った人や、いろいろな考えが子どもの生き方を変えてゆく。

すべての子どもたちが幸せになれるような教育。
それは、本当に難しいけれど、
わたしたち教師は常にそれを目指さなければいけないし、
目指したいと思う。

新しい学校がスタートする。
子どもたちが生き生きと学べる学校作りは大変だけど・・・
きっとやりがいがあると思う。

新しい学校で、生き生きと活動する子どもたちの姿が見えたとき、
きっとそれを実感するんだと思います。

大和村の方達、先生方、
そして、新しい学校で学ぶことになる子どもたち・・・

いい学校を作ってくださいね。



大和小学校の入口が、中学校とは別にできていました
  


Posted by はまだゆかり  at 19:03Comments(0)学校

2010年12月28日

音楽室が変身!学校でラジオ収録

ウチの学校の音楽室・・・・・

冬休みに入ってすぐ・・・
ラジオのスタジオができてしまった・・・



というのは・・・・

以前、「魔法使いのぼうしインターネットラジオ」で紹介した
大阪のインターネットラジオHoneybeeの方々が、
取材に来てくださったから!

一日目・・・午前中に奄美入りした4人の方々
      プロデューサーの現職英語教師ひぐま先生
      明るく元気なパーソナリティーのハナちゃん
      しぶい声が魅力的、もと教頭先生のブンブン
      そして、にこにこ癒し系のマッキー
      奄美陣は、わたしと、太陽オヤジと、一輪車おじさん!

なんという濃い~い集団なのでしょう!
この濃い~い集団で、
島の名物小料理屋、「かずみ」にくりだした。

「かずみ」は奄美の人なら知らない人がいないくらい有名なお店。
奄美の島唄名人、唄者の「西和美」さんが営んでいるお店だ。

あの有名な元ちとせさんや中孝介さんも行きつけのお店で、
なんといっても、飲んだり食べたりしているうちに
自然に島唄ライブが始まるお店なのだ。

その日も、光本さんや、しんちゃんという唄者が店にきていて、
飲んだり食べたりしていたお客さんが、
とつぜん島唄パフォーマンスを始めた。

Honeybeeの方々も、シマッチュである一輪車おじさんも大興奮!
ひぐま先生、マッキーはちぢんをたたき、
ハナちゃん、ブンブン、太陽オヤジ、一輪車おじさんは六調を踊りまくる!



みなさん大ハッスル!
料理を作りながら、唄者、西和美姉さんものりのりで島唄ライブ!
こんなに盛り上がっていいのかああ・・・と思うくらい、楽しかったああ!!

そして、二日目・・・

彼らは、加計呂麻島にやってきた。

ラジオの収録をするということだったので、
ボイスレコーダーで収録するんだろうとおもっていたら・・・・

ひぐま先生の鞄からでてきたのは、
ビックリするほど本格的な機材ばかり!

古い、音楽室が、あっという間にラジオのスタジオに・・・



まず、校長先生と教頭先生が、ウチの学校のよさをたくさんアピール
「地域の方々の協力無しに、学校は成り立たない。
 いつも感謝しています・・・」
初めてのラジオ出演だそうだけど、二人ともリラックスムードで
楽しそうに話していた。

次は、わたしと一輪車おじさん
一輪車おじさんの一輪車にかける熱い思い・・・
いやいや、教育にかける熱い思いや、
わたしの歌が世の中に出ることになったいきさつ・・・

ハナちゃんとブンブンの温かいリードで、
二人とも楽しくしゃべることができました。

途中、一輪車おじさんの長靴事件の話が出たとき、
クールなプロデューサーのひぐま先生がウケて笑ってたので、
帰る時、一輪車おじさんが
「あの話をしたとき、ひぐま先生が笑っとったから、
 あれはうれしかったねえ!」

・・・人を笑わせるのが何よりうれしい一輪車おじさん・・・

そんなこんなで、楽しかった二日間・・・

飲み会の席で、ひぐま先生の熱い思いを聞いた。

「ぼくたち教師にとって、毎日やっていることは小さな一歩かもしれない。
 でも、その一歩一歩がとても大切だと思う。
 すべての教師がその一歩一歩を大切にすることで、大きな成果が生まれる。
 教師と子ども、そして地域をつなぐ・・・
 みんなが元気になるような話題を提供していきたい・・・」

一見クールに見えるひぐま先生・・・
ものすごいパワーと情熱・・・
ひぐま先生と話していたら、
子どもや地域とのつながりを歌で表現し、伝えたい・・・と思っていたわたしは、
熱~くなってきて、ついつい話し込んでいると・・・・

「ちょっとちょっと、仲間はずれえええ」

と、となりからとぼけた声!
仲間に入りたかった一輪車おじさんの、
斜めににらむ、すねた顔・・・

太陽オヤジは・・・・?
ブンブンとハナちゃんとマッキーと一緒に、
大昔からの友達みたいに大笑いしていた・・・・

12月30日(木)夕方5時30~
あまみエフエム「ゆぶにんぐアワー 夕方フレンド」に
Honeybeeの方々が出演します。

また、1月5日のジョイント広場Honeybeeにはウチの学校の校長&教頭
1月12日の放送にはわたしと一輪車おじさんが出演します。
夜8:00~9:00です。
聞き逃したら、ホームページから聞けるみたいです。
面白い放送になったと思うので、聞いてみてください。   


Posted by はまだゆかり  at 22:32Comments(0)学校

2010年12月09日

元気を届けながら走る、走る!

今日はロードレース大会だった。

6人しかいない小さな学校だけど・・・
今回はみんなそれぞれで一生懸命練習していた。

ウチのクラスの二人も、
それぞれ目標を決めて毎日走っていた。


だんだん本番が近づいてくる・・・
二人とも落ち着かない様子!

集落の方達が、コース沿いに集まってきた。


イスを持ってきてスタンバイOKのおばあちゃん!
ちぢんを準備しているおばあちゃん!
隣の集落から山を越えて応援に駆けつけてくれたおじさんやおばさんたち

総勢20名くらいにはなる。

6名の子どもたちは、この集落の宝なのだ。

子どもたちが頑張る姿に、走り抜ける一瞬でもいいから声をかけたい!

そんな思いが、集落の方達から伝わってくる。


「用意、スタート!」

6名の子どもたちが一斉に走り出した。
学年によって走る距離が違うけど、
激しく競い合う人数はいないけれど・・・
これは自分とのたたかい

子どもたちの顔は、真剣そのもの



沿道沿いに大きな声援が飛ぶ!
この角を曲がれば、あとは直線、ラストスパートだ!

「ゴ~~~~ル」

6名の子どもたちのロードレース大会は、
あっという間に終わってしまったけど・・・

子どもたちは自分の力を伸ばすために
貴重な時間を積み重ねてきた。

風のように一瞬で通り過ぎる子どもたち
でも、集落の方達は、子どもたちの思いを感じているようだった。

今年のロードレース大会
ウチのクラスの二人は
二人とも大会新記録を出した!!

達成感=心の底からの笑顔!



自信に満ちた笑顔だ。

子どもたちは、集落の中を走りながら
集落の方達に元気を配った!
応援している人たちは・・・幸せそうに笑っていた。
宝ものが走っているんだからね!
子どもたちのがんばる姿は、集落にとっての大きな希望なのだ。

走り終わった子どもたちもまた・・・
温かい応援に包まれて得た達成感をしっかり感じていた。
応援してくれた人たちからもらった勇気と元気を
自信にかえて・・・

これからも、いろんなことにチャレンジしていくだろう!

達成感=心の底からの笑顔
いいものを見せてもらった icon77  


Posted by はまだゆかり  at 22:23Comments(0)学校